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北朝鮮で、韓国と同じく「秋夕(チュソク:日本の旧盆に当たる)」の時期がやってきた。秋夕は、「民族最大の明節」と言われ、全国の家庭は大忙しとなるため、治安機関の取り締まりもゆるくなりがちだ。

この繁忙期のスキを狙って、麻薬の流通が増加しているとデイリーNK内部情報筋が伝えてきた。平安南道(ピョンアンナムド)の内部情報筋は次のように語る。

「この時期、麻薬や「非社会主義的商品」と言われる禁制品の取り締まりが、ほとんど行われていない。覚せい剤の原材料となるフェニル硝酸でさえ、小麦粉の麻袋に入れられて自転車の荷台で堂々と運搬されるほどだ」