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北朝鮮で商売をする女性の「天敵」は保安員(警察)だ。

今年の1月1日から、「市場統制」を予告してきたが、それ以前からも国家的行事や「田植え戦闘」のような集団動員令が宣布される時期に、商売をする女性に対する取り締まりはあった。取り締まりの期間が来ると、保安員は目を光らせて女性たちを追跡する。

統制品目を売っていないか、商売禁止地域で商売していないか、甚だしくは体のラインがはっきりと見えるズボンをはいていないかということまでうるさく指摘する。運が良ければタバコ1箱でもあげておけば終わるが、運が悪ければ売っている品物を全て奪われて罰金まで払わなければならなくなる。保安員の中には、取り締まりを武器に、商売女性たちに定期的な賄賂や性の上納を要求する者もいる。

平安南道のケチョンと平安北道の寧辺の間に、保衛部傘下の「10号警戒所」があるが、ここに勤務している保衛員たちは、商売をする女性たちをつかまえて、常習的にお酒やタバコ、現金を要求するため悪名高い。20代から30代の女性を一晩中警戒所にとどめ置く保衛員もいる。