「最近、北朝鮮の幹部たちが、中国の輸入業者に『北朝鮮式の字幕が入っている外国映画を仕入れて欲しい』と要求するケースが増えている。北朝鮮式字幕であれば、正規ルートの外国映画と言い訳が出来るからだ」(内部情報筋)
過去、北朝鮮で放映されるすべての映画は「朝鮮語吹替」だった。原語は禁止されていたが、故金正日主席は「人民に外国語の勉強をさせよう」と指示を下し、字幕が導入されることとなる。
その後、文化芸術省傘下の「外国映画翻訳創作団」で外国映画の翻訳、字幕作業が行われ、字幕入り外国映画が大量に供給されるようになった。
字幕が北朝鮮式なら、取り締まりに遭っても「これは政府から供給されたものだ」といくらでも言い訳できる。