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「どの市場に行っても労働新聞が古新聞として売られており、1枚5北朝鮮ウォン(約0.75円)が、10北朝鮮ウォン(約1.5円)に値上がりするほど値段は上昇傾向だ」値段が上昇する理由は、家の改修のためだ。この時期、秋の農閑期を迎え、家の修理をする住民が増えるが、なかなか良質な壁紙が手に入らない。そこで、質のいい労働新聞が壁紙として使われるのだ。

さらに、スモーカーたちにとっても労働新聞は欠かせない。細く切った労働新聞でタバコを巻いて吸うと味が良くなるからだという。味はキツいが雑味のないタバコの葉を購入して、労働新聞で巻いて吸うのが北朝鮮の手巻きタバコ・スタイル。これは、庶民も幹部も同じだ。

北朝鮮当局にとっては、プロパガンダ、宣伝扇動用として不可欠な労働新聞だが、いまや庶民にとっては生活必需品。しかし、なぜか「誰も買わない紙面」がある。