トンジュが運営するバスは料金は高いが、運行も安定しておりサービスも良い。これに比べると既存の公共交通機関は苦戦しているようだが、それでも平壌には地下鉄、路面電車、無軌道電車(トロリーバス)が存在する。
こうしたインフラを利用したツアーも存在し、その動画を見ると、漫才師のようなコンビが外国人相手にテンポよく路面電車の説明をするなど、なかなか楽しそうだ。
しかし、なぜか金正恩第1書記は、路面電車の路線の一部を廃止せよという指示をくだした。理由は、「美林(ミリム)乗馬クラブに向かう外国人に路面電車を見せたくないから」、つまり美観のためだという。
これに対して平壌市民からは「外国人と市民のどっちが大切なのか」と不満の声が上がっているが、なぜか日本の鉄道ファンからも嘆く声が出ている。