北朝鮮当局は、国境地域の違法携帯通話を取り締まるために、ドイツ製の電波探知機を導入していたが、今年3月からはロシア製の移動式携帯電話追跡装置を新たに導入。7月からは、さらにドイツ製の電波探知機を導入した。
今回の機器は、歴代最強の高性能を誇ると言われ、次々に違法通話を摘発している。こうしたことから住民たちは「屠殺機」と呼んで忌み嫌っている。
当局は、違法携帯通話で逮捕した住民をスパイに仕立てて、釈放するなどありとあらゆる手段で摘発しようとしているが、これに対して住民たちは探知不可能な地域で通話を行うなど、「イタチごっこ」の様相を呈している。