平壌、沙里院で携帯電話が普及、中国製や韓国製のスライド式やフォルダ式が人気

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・平壌では携帯電話と携帯電話、携帯電話と家の電話の間で通話が可能だ。家の電話は1回の通話が5ウォンで公衆電話は1回の通話(1分単位で課金)が10ウォンである。北朝鮮では公衆電話が中国のようにたくさん設置されていないため、電話を探すのが困難で、見つかっても10ウォン硬貨を持っていないといけないという不便さがある。

公衆電話の周囲にいるお年寄りに100ウォンを渡すと10ウォンだけくれて、お釣りをくれないため、100ウォン出して通話することがしばしばある。

・携帯電話の通話の質は、家の電話よりもよいそうだ。画像通話ができる種類よりも、安い電話の方が音質はよいという。

消息筋は、「電話番号は10桁で、番号は「0111-000000」、「0211-000000」、「0311-000000」がある。4月からは「0411-000000」の番号が出ているだろう」と話した。携帯電話を最初に購入する時には、工場の企業所の公認と該当の保安員の小切手、印鑑、身分証が必要だ。携帯電話の機械の値段は400ユーロと250ユーロの2つがあり、現在は320~330ユーロと190ユーロに値段が下がっている。

消息筋は、「値下げの理由は、最低20万台を販売すれば収支(損益分岐点)が合うが、販売計画に支障が出たので値段を下げた」と伝えた。

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・利用できるカードはひと月に1回発給し、購入時の基本価格は2,500ウォンだという。また、チャージして使う場合は約15ユーロを追加で支払わなければならない。これは約21?22ドルで、北朝鮮のお金を両替すると約8万ウォンという高額だ。

当初カードを購入した時、電話の通話時間は3時間程度だったが、現在は7~8時間と随分長くなったという。これについて沙里院の消息筋も、購入価格や料金、使用時間などに関してまったく同じ証言をした。

通りでエジプトの人たちが直接、販売台を用意して売っていて、故障した携帯電話もここで直接修理してくれる。販売されている機種は2種類あり、色は全て黒く平らで、ボタンが出ている。

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・携帯電話のバッテリーは、普通つけっぱなしの状態で約48時間使うことができる。バッテリーの充電時間が短いため、ポケットに入れておくと番号を押してしまうという不便さがある。そのため、中国製や韓国製のスライドフォンやフォルダフォンを求める人が多い。

通話の費用を心配する一部の使用者が、携帯電話にかかってきた電話が家からきた電話だったり、急ぎの用件ではないと判断したら、企業所の電話に行ってどうして電話をかけたのか聞くこともあるそうだ。

全国ネットワークが建設されれば加入者がもっと増えるはずだという展望もあるが、いつ突然、やめなさいという金正日の命令が下るか分からないため、高いお金を払って携帯電話を新調するのをためらっている人が多い。

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・現在までは平壌市内で携帯電話が開通していて、平安北道の香山から50里までは通話が保障されているという。つまり、平壌と香山の間に設置されている送・受信塔の近くでは通話が可能だということだ。

4月から今年の年末までに、地方での開通が計画されている。既に設置されている塔で認識できないという欠陥があるため、新らしく建て替えているそうだ。携帯電話を利用する貿易業者や商売をしている人たちは、実際に頻繁に使う必要があるためか、便利だと言っているという。

・消息筋はまた、保衛部員に「保衛部の関係者も、携帯電話を購入して使用することができるのか」と聞いたところ、「お金がないから買えないが、お金があればできないはずはないだろう」と言われたと伝えた。

消息筋は「この間まで、保衛部の職員は使用できないと聞いていたが、2月末から3月初めに金正日の決定があって、使用できるようになったのではないかと思う」と話した。

 

[交通-タクシー] タクシー利用権は1ヶ月1,000ドル… 運転手の採用で腐敗も

・平壌市にタクシーが増加… 運転手はタクシー強盗を心配して知り合いと同乗営業

・北朝鮮のタクシーは2008年までボルガで、ガソリンヘ1km当たり150g必要だった。だが、今年からタクシーがラダに変わり、ガソリンヘ1km当たり40gあればよく、燃費がよくなった。現在、ディーゼル油の値段が1キロ当たり1,800ウォンで、ガソリンヘ1キロ当たり2,500ウォンくらいだという。

タクシーは凱旋門からデャ梼Rまで(約20~25里くらい)7ドルで行こうというふうに交渉して出発する。軌道電車が停電で止まったら、「タクシーに乗ろう」という言葉が聞こえてくる。同じ方向に行く人どうしが5~6人で相乗りしてタクシーを利用するのだ。最近はタクシーの数が随分増えて車も増えたため、値段の取り引きが見られるという。

・タクシーは運転手がタクシーの事業所に1ヶ月1000ドル(ボルガ基準)支払って、残りは個人の収入になる。タクシーの事業所で運転手として採用されるためには、周囲に権力者がいるか、追加金を沢山支払う必要がある。

タクシーを奪うために、運転手に対する様々な謀略もあり、競争が激しいそうだ。タクシーの営業時間は午前6時頃から午後10時頃までで、タクシーの運転手たちは夜遅くは危険なので、自分の知り合いを横に同乗させてお客さんを乗せているという。

・平壌市内で運行しているタクシーは72番や73番のナンバープレートをつけていてドルを扱うが、時折国のお金で料金を支払うこともある。旅行者用に事業所が営業するタクシーはナンバープレートが40番だ。

20里当たり約5ドルで、国のお金を主に扱っている。40番の車はほとんどが市の郊外にも出る。市内を出るタクシーで移動する人はお金をたくさん持っている人が多いため、移動の制限には別に問題がないという。