先日、中国の北京で開かれた抗日戦争勝利70周年記念式典に参加した韓国の朴槿恵大統領がかけていたサングラスが韓国の中小企業が作った製品であることがわかり、注目を集めている。

この製品は、大邱市にあるSEESUNという眼鏡会社が作った「SUR-1002」というモデルのサングラスだ。韓国のネットショップで155,000ウォン(日本円で約1万6,000円)で販売されているが、同社の関係者も報道されるまで自社製品であることに気づかなかった。

しかし、「大統領が着用したサングラス」と報道され、同社にはお祝いと注文の電話が殺到し、社員たちも大慌てだった。

元々、韓国の中小企業の製品は、品質面でもデザイン面でクオリティが低く、「安かろう悪かろう」の代名詞だったが、国産品愛用運動や中小企業奨励運動で優遇されていた。

こうしたイメージが未だに残っていることから「大統領が国産サングラスをかけた」というニュースが驚きを持って受け止められているようだ。一方、このニュースを見たある脱北者は米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)に次のように語っている。

「一国の指導者が国産製品を使うなんて、北朝鮮ではありえないことだ」

北朝鮮の金正恩第1書記は、サングラスを愛用することで知られている。ブランドは不明だが、海外から輸入した高級品であると見られている。

2015年8月10日、帰国した女子サッカー選手らを空港で出迎えた金正恩氏/朝鮮中央通信
2015年8月10日、帰国した女子サッカー選手らを空港で出迎えた金正恩氏/朝鮮中央通信

また、今年3月に空軍のパイロットにプレゼントしたものなど、金正恩氏が人民にプレゼントするサングラスは海外の有名ブランド品であると言われている。

金正恩氏は、サングラスだけでなく、人民服の生地や時計なども海外有名ブランドを愛用している。夫人の李雪主(リ・ソルチュ)氏も同様で公開活動にはディオールのクラッチ・バッグを常に持ち歩いている。

世界が見るなかで国産品を使用する朴槿恵氏と、これ見よがしに舶来物を愛用する金正恩氏。正恩氏は、今年の新年の辞で「輸入病(輸入に頼る傾向)をなくせ」と声高に強調しているが、まずは自分自身のブランド好きをなくすべきではなかろうか。

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