北朝鮮の咸鏡北道(ハムギョンブクト)清津(チョンジン)市で大規模な公開裁判が行われたとデイリーNKの現地情報筋が伝えてきた。

公開裁判が行われたのは清津市内の浦港(ポハン)競技場。8月22日、数千人の市民が見守る中、55人の被告が連行されて来た。被告のほとんどが30~40代の男女で、その容疑は「貴金属の密輸」。金鉱の労働者や周辺の住民の持っていた金(ゴールド)を安く買い叩き、両江道(リャンガンド)の恵山(ヘサン)で国境を往来する密輸業者や中国の貿易業者に売り払い、暴利を貪っていたという。

ところが、その量は一人あたりにすると1グラムにも満たず、暴利を貪るにはあまりにも少量だ。しかし、「『忠誠の資金』の調達と国家経済発展に重大な害を与えた」との罪状で公開裁判にかけられることになった。