しかし近年、金剛山ツアー客射殺事件(2008年)、韓国海軍哨戒艦撃沈(2010年)、延坪島砲撃(2010年)などでは、韓国側に責任転嫁し、自らの非をいっさい認めてこなかった。
今回も当初は、韓国側の「ねつ造」であるなどと強弁。そのために韓国側による政治宣伝放送の再開を招き、軍事衝突の危機が深まる展開となったのだ。
そして、南北は前線に兵力を動員。どちらが先に折れるかという「チキンレース」の様相を呈した。
正恩氏の「判断ミス」
その結果として北側が「遺憾」の意を表明したことは、韓国側の圧力に屈したものと言える。