韓国軍は27日、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)が核兵器などの大量破壊兵器を使用する兆候をつかんだ場合、金正恩氏など「核のボタンを押す権限」を持つ指導者を除去する「斬首作戦」の計画を明らかにしたが、これに対して北朝鮮が激しく非難した。
北朝鮮の対南宣伝サイト「わが民族同士」は28日、論評「北南関係改善の前途に黒雲を呼びこむ危険千万な挑発妄動」を通じて「南朝鮮のメディアは斬首作戦やら作戦計画5015やらを大々的に流布し、内外の深刻な憂慮を生み出している」と主張した。
論評では、「共同報道文のインクが乾いていないというのに、相手の首脳部を狙った戦争シナリオを堂々とメディアに公開したことは、北南合意に対する露骨な裏切りであり、民族の統一への熱望を踏みにじる耐え難き冒涜行為」と厳しく非難。