軍事的緊張の緩和に向けて開かれた南北高官会議は8月25日未明、北朝鮮と韓国は合意に達した。北朝鮮は、地雷埋設に事実上の謝罪である「遺憾の意」を表明し、韓国側は対北朝鮮放送を中止することで合意し、共同報道文を発表した。

韓国兵士が負傷したとはいえ、双方に人命被害が生じていないにもかかわらず、なぜ事態はここまで拡大したのか。まずは、この間の流れを整理する。

8月4日、韓国京畿道の非武装地帯(DMZ)で、北朝鮮が仕掛けた旧ソ連製の「木箱地雷」が爆発し、韓国軍兵士2人が足を切断するなど負傷したが、韓国軍は10日、地雷が爆発する映像を公開。さらに報復として11年ぶりとなる「対北拡声器放送」を再開した。