一部地域では、食糧難の前兆が現れているが、そんななかでも軍事的緊張を高めようとする北朝鮮政府に怒りを露わにする人もいる。
平安北道(ピョンアンブクト)の情報筋は米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)に対して次のように語った。
「収穫期が近づき市場での米の値段は下がったが、軍人の配給が滞っている。鉄山(チョルサン)郡の警報部隊には米がなく、軍人たちは茹でたトウモロコシで飢えをしのいでいる有様」
この情報筋によると、今年の新兵の中にはとりわけ体の弱い者が多く、栄養失調にかかりやすい状況だという。
こうした飢えに苦しむ軍人たちの様子を語りながら、「あんなのでどうやって戦争するんだ?こんな状況で準戦時状態を宣布するなんて、金正恩氏は現実をあまりにも知らない。締め付けとけばいいと考えているなら大間違い」と北朝鮮政府を批判した。
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