地雷や拡声器放送の件については、大多数の江原道住民が口コミを通じて知っており、「緊張が高まるだろう」と予想されていた。その一方で、北朝鮮が事実上の謝罪を表明したことで「意外だ」と首を傾げる住民もいる。
「今回も、しらを切ると思っていたのだが、『遺憾の意』を表したのは意外だった。政府も(間違いを)認めることがあるんだ」(江原道の住民)
決して、表立っては口に出さないが、北朝鮮住民のなかからも、「挑発をけしかけたのは北朝鮮だ」という意見はある。北朝鮮は、これまで軍事的緊張が高まる度に、韓国に責任転嫁をしてきたが、「今回は北朝鮮がやらかした」という認識が広まりつつあるようだ。
咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋も、住民達が政府の「常套手段」に飽き飽きしている様子を伝える。
「我々も米国が絶対に戦争を起こさないことをよくわかっている。いくら中央が準戦時状態と言っても、みんな『また戦争ごっこを始めたな』ぐらいしか思わない」
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