北朝鮮と韓国の間で行われた南北高官会談は25日、合意に達し双方が合意内容を着実に進めている。

韓国軍は25日午後12時、対北朝鮮拡声器放送を中止。同日午後6時には、前線に下されていた最高警戒態勢のレベルを格下げした。しかし、米韓合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」が終わる28日までは、警戒態勢を続ける方針だ。

北朝鮮は、「準戦時状態」として朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の戦力を非武装地帯に移動させていたが、拡声器放送の中止に伴い解除。戦力を後方に離脱させつつある。

一時期、姿を捕捉できなかった潜水艦も、大多数が前線から離脱したと見られる。前線で射撃体勢を取っていた歩兵を通常状態に戻し、開いていた沿岸砲の砲口を閉じられた。

こうした動きのなか、韓国国防省は、北朝鮮軍が通常状態に戻るまで時間がかかることを考慮し、高レベルの警戒態勢は維持しながら、臨機応変に対応するとしている。また、拡声器放送は中断されたが、拡声器放送設備は撤去されていない。

韓国軍当局者は、「南北合意は、放送の中止であり、正常でない状況がまた発生すればいつでも拡声器放送を再開できる」と述べた。

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