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北朝鮮で「ソビ車」と呼ばれる個人経営のトラックバス、運送用トラック・ビジネスは、収益が見込めることからトンジュ(金主=新興富裕層)が積極的に参入してきた。しかし、以前ほど「おいしいビジネス」ではなくなりつつあると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。

工場、企業所、機関などの名義を借りて登録した商用車で運送業を行うソビ車ビジネスは、ある程度の初期費用はかかるが「商売が回り始めれば、食いっぱぐれることはない」とされてきた。名義貸しのためには「上納金」という名目の賄賂が必要だが、儲かるビジネスだけに参入する商人が後を絶たなかったが、その結果、過剰供給に陥りつつある。

さらに、景気も悪化しており、貨物、長距離の旅行者、行商人も減ったことが業界の不況に拍車をかけている。景気悪化には中朝関係の冷え込みの影響も多少あると見られる。