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過去には、「トムとジェリー」「アリババと40人の盗賊」「ノートルダムの鐘」などのアニメからはじまって、小泉八雲の「怪談」などの日本映画も放映されたが、なんと言っても爆発的な人気を集めたのが1990年に放映されたインド映画だった。

歌や踊り、派手なラブシーンなど北朝鮮映画では絶対にお目にかかれないシーンの連続で、平壌市民を魅了した。ここ最近は、以前のコンテンツと比べて「つまらなくなった」という声もあるが、平壌市民にとって数少ない週末の楽しみの一つだった。

その万寿台テレビが、7月から急に放送されなくなったと米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。放送休止に失望した平壌市民の間では、その原因を巡って様々な憶測を呼んでいるというが、ある平壌市民はRFAに次のように語った。