かつて北朝鮮では、安定した生活を手に入れるために朝鮮労働党の党員になることが必須だった。党員になるためには、ワイロを積んだり、時には性的な要求に応じたりしていたが、その価値も今ではすっかり下がったようだ。

平安南道のデイリーNK内部情報筋は、その理由を「商売が自由にできないから」と説明する。北朝鮮の一般住民は、形式上、どこからの機関や企業所(会社)に所属しているが、職場に出勤していたら商売が出来ない。そのため、ワイロを払って無断欠勤を黙認してもらうが、党員の場合はその額が数倍となる。

また、商売という「非社会主義的行為」に関連して摘発でもされたら、一般人より処罰は重い。さらに党から除名処分を受けようものなら、教化所(刑務所)出所者より監視される対象となる。