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さらに、「北朝鮮を懲らしめるという気持ちで制裁するのならば、拉致被害者がすべて帰国してからやればいい」と戦略より感情が優先されている現状に苦言を呈しながら、「日本政府はあらゆる手段を尽くすと言っている。ならば対価を払ってでも拉致被害者を取り返すべき」と主張。しかし、「対価の支払いは家族会が許さないだろう」と述べた。

蓮池さんは北朝鮮による拉致被害者家族会の副代表だったが、活動方針や家族会の強硬姿勢をめぐって2010年に除名されているが、「被害者家族が感情的になるのは当たり前」だと理解を示しつつ、家族会に対する政治家のスタンスについて次のように疑問を提起する。

「家族会はやるべきことはすべてやっている。米国にも国連にも行って、横田早紀江さんは米大統領にも会った。ただし、政府は本当に効果があるのならばたとえ家族会が大反対してもやり通すべきなのに、家族の顔色を伺っているだけ」

さらに、安倍総理が6日開かれた広島の平和式典に参列した際に、ブルーリボンバッジをつけていたことを指摘し、「政治家がバッジをつけることは言い訳に過ぎない、広島の人々にも失礼だ」だと批判した。