国連経済社会局(UNDESA)が7月29日に発表した「世界人口展望2015年度版」よると、北朝鮮住民の平均寿命が69.9歳で、韓国81.4歳に比べて11.5歳短いことが明らかになったと米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が伝えている。

また、北朝鮮の人口は、当面の間増加が続くも、2050年以降は減少に転じる見通しだ。

1990年から95年までの北朝鮮と韓国の平均寿命は70歳、73歳と大きな差はなかったが、90年代後半の「苦難の行軍」で数十万人が餓死した影響で、北朝鮮だけが相対的に平均寿命が短くなった。

北朝鮮の平均寿命は2010年以降増加に転じたが、世界の平均寿命に追い付くのは2024年頃と見られている。しかし、韓国の平均寿命に追い付くことは難しいと思われる。

国連の分析によると、韓国の平均寿命は2050年に87.7歳、2100年には93.6歳まで伸びると予想されているが、こうした世界的な流れと同様に、北朝鮮では高齢化も進むものと予測されている。

国連は、現在は12.5%にとどまっている北朝鮮の高齢化率が、2050年には24.4%に達すると分析。また、平均年齢も33.9歳から2050年には41歳、2100年には46歳に達すると見られている。

韓国の平均年齢は2050年には53.9歳に達し、日本の53.5歳より高齢化が激しくなるとの見通しだ。

また、北朝鮮の人口は現在2520万人で、当面の間は増加を続け、2050年には2680万人に達するが、それ以降は減少に転じて2100年には2500万人まで減少するものと思われる。現在5000万人を超えた韓国の人口は、2035年以降減少に転じて、2100年には4000万人まで減少するものと思われる。

北朝鮮の「合計特殊出生率」は、2015年現在2人だが、2100年には1.83人まで減少すると思われる。逆に韓国は、1.26人から2100年には1.76人に増加すると予測されている。

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