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北朝鮮では、医薬品が不足しているため、急病に対処するために微量の覚せい剤が日常的に使われてきた。ところが最近になって、「ダイエット目的」で覚せい剤を使用する女性が急増しているとデイリーNKの内部情報筋が伝えてきた。

故金日成氏が描かれた紙幣でパイプをつくって覚せい剤を吸引する様子
故金日成氏が描かれた紙幣でパイプをつくって覚せい剤を吸引する様子/撮影:デイリーNK

贅沢太りに手軽な「やせ薬」

1980年代、日本の女性の間で覚せい剤の乱用者が急増したが、その理由は「痩せられるから」、つまりダイエット目的だった。その後、テレビでは「覚せい剤やめますか?それとも人間やめますか?」とのコピーで恐怖心を煽り、覚せい剤の拡散を防止するCMが頻繁に流されるようになるが同様の現象が北朝鮮でも起こっているようだ。