北朝鮮の労働新聞と朝鮮中央通信は30日、北朝鮮の金正日第1書記が朝鮮戦争の休戦協定締結から62周年に際し、「朝鮮人民軍航空・対空軍飛行指揮メンバーの戦闘飛行術競技大会―2015」を指導したと報道した。

朝鮮中央通信によれば、大会は専用機「オオタカー1」号に乗った正恩氏による査閲から始まり、模擬空戦などが行われた。

また、記事中では元山(ウォンサン)市の葛麻(カルマ)飛行場が「改修、改築された」とされており、労働新聞は多数の戦闘機が駐機する飛行場の写真を紹介している。【写真】戦闘飛行競技大会を現地指導する金正恩氏

朝鮮中央通信の記事全文は次の通り。

金正恩最高司令官が「朝鮮人民軍航空・対空軍飛行指揮メンバーの戦闘飛行術競技大会―2015」を指導

【平壌7月30日発朝鮮中央通信】朝鮮人民軍の金正恩最高司令官が、偉大な祖国解放戦争(朝鮮戦争)勝利62周年に際して改修、拡張された葛麻飛行場で盛大に行われた「朝鮮人民軍航空・対空軍飛行指揮メンバーの戦闘飛行術競技大会―2015」を指導した。

WS000054
戦闘飛行競技大会を現地指導する金正恩氏/2015年7月30日付労働新聞より
WS000051
葛麻飛行場の上空を飛行するMIG29戦闘機/2015年7月30日付労働新聞

午前8時30分、金正恩最高司令官が乗った専用機「チャンメ(オオタカ)―1」号機が葛麻飛行場の上空を飛びながら、朝鮮人民軍航空・対空軍飛行区分隊に対する査閲飛行を行った。

金正恩最高司令官は、専用機から降りて儀仗隊長の迎接報告を受け、朝鮮人民軍陸軍、海軍、航空・対空軍、労農赤衛軍儀仗隊を査閲した。

金正恩最高司令官に朝鮮人民軍陸軍、海軍、航空・対空軍の軍人たちが花束を差し上げた。

朝鮮人民軍の李永吉総参謀長(朝鮮人民軍陸軍大将)が、開幕の辞を述べた。

李総参謀長は、主体的航空武力の70年史において2度目に開かれた「朝鮮人民軍航空・対空軍飛行指揮メンバーの戦闘飛行術競技大会―2015」は訓練革命の炎の中ですべての飛行指揮メンバーと戦闘飛行士を高い飛行術を身につけた一当百の万能飛行士に頼もしく準備させようとする金正恩最高司令官の崇高な意図によって行われる意義深い訓練競技だと述べた。

WS000045
葛麻飛行場と北朝鮮空軍の戦闘機群

そして、「朝鮮人民軍航空・対空軍飛行指揮メンバーの戦闘飛行術競技大会―2015」の開幕を宣布した。

金正恩最高司令官は、飛行指揮メンバーと戦闘飛行士に出撃命令を下した。

指揮官組と部隊組に分けて行われる競技大会が始まると、飛行指揮メンバーと戦闘飛行士らは襲撃飛行と超低空飛行、特殊技巧飛行をはじめ、いろいろな空中戦闘飛行動作を巧みに遂行しながら、平時に練磨した自分たちの飛行術を余すところなく誇示した。

WS000048
戦闘飛行競技大会の様子/2015年7月30日付労働新聞より

金正恩最高司令官は、飛行指揮メンバーと戦闘飛行士のし烈で熱を帯びた飛行訓練を注意深く見ながら大満足した。

午前の競技に続いて午後も続いた競技大会で飛行指揮メンバーと戦闘飛行士らは、いろいろな戦闘飛行動作を円滑に遂行した。

金正恩最高司令官は、昨年に比べて飛行指揮メンバーと戦闘飛行士の飛行術が目に見えて高くなったとたたえた。

金正恩最高司令官は、今回の競技大会を意義深い戦勝節に際して催した目的は全軍が戦勝世代の英雄的闘争精神と気概をしっかり受け継いで侵略の元凶である米帝と親米・事大に狂って同族対決、体制上の対決に必死になって執着するかいらい一味を銃剣で必ずや総決算してやまないという敵撃滅の闘志に溢れて戦争の準備を完成するための訓練革命をより激しく巻き起こしていくためだと語った。

午前と午後の競技成績が集計され、順位が決まった。

朝鮮人民軍総参謀長が、授賞式の発言に続いて競技大会の成績を発表した。

朝鮮人民軍総政治局長をはじめとする人民軍指揮メンバーが優勝したメンバーと単位に授賞し、朝鮮人民軍総参謀長の閉幕の発言で競技大会が終わった。

黄炳瑞、朴永植、李永吉、ソ・ホンチャン、趙慶喆、金英哲、呉琴鉄、リ・ヨンジュ、チェ・ヨンホ、キム・ラッギョムの各氏をはじめ朝鮮人民軍の指揮メンバーと朝鮮労働党中央委員会の責任幹部、朝鮮人民軍航空・対空軍の模範的な戦闘飛行士と葛麻飛行場の改修・拡張工事に動員された軍人建設者が競技を共に観た。――― (2015.07.30)

    関連記事