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池在龍(チ・ジェリョン)駐中国北朝鮮大使は28日、中国・北京の北朝鮮大使館で記者会見し、米国などが呼びかけている核兵器開発を巡る対話について、「一方的な核放棄対話に関心はない」と言明した。

また、イランの核協議が最終合意に達したことについては、「イランの自主的な核活動権が認められた成果だ」と評価しながらも、イランと北朝鮮は事情が完全に異なると強調した。

同大使は、北朝鮮は明白な核保有国であると規定。自国の核兵器は「米国の核の脅威と敵視政策から国(北朝鮮)の生存権と自主権を守るもので、交渉のカードではない」と説明し、「対話が出来ない基本的な原因は米国の対朝鮮敵視政策にある」と主張した。

さらに、米国は朝鮮半島の緊張をテコとして、アジア重視の「リバランス(再均衡)」戦略を進めようとしていると指摘。

その上で、「米国がわれわれの核とミサイルの脅威を強調するのは、THAAD(高高度防衛ミサイル)を南朝鮮に持ち込みわれわれと周辺国を攻撃するためだ」と話した。

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一方、金正恩第1書記が9月3日に北京で開催される「抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利70周年」の記念行事に際して訪中するかどうかの質問に対しては「伝えるような内容はない」と言葉を濁した。