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「朝鮮から来たのか」と尋ねると、「はい」と答えた。仕事について聞くと「コンピュータ」と答え、丹東に滞在する期間については「当分」とだけ言い、警戒心を露わにした。若者は硬い表情で、それ以上の接近を拒否したという。

北朝鮮のサイバー攻撃部隊が最も気を使うのは、攻撃の実行者の正体がバレないようにすることだ。海外に拠点を構えるのは、そのためでもある。

朝鮮人民軍のハッカーたちは、あるときは街中のインターネット・カフェを転々としながら攻撃の準備を行い、またあるときはビルとビルの隙間に入り込み、通信大手・中国聯通のインターネット回線に端末を直接つなげたりもした。

北朝鮮国内にインターネット回線が引かれると、こうしたサイバー攻撃部隊の多くが中国から撤収した。

Wi-Fi電波に侵入

とはいっても、国内から直接サイバー攻撃を行い、IPアドレスなどから正体を露呈するようなマネはしない。

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