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こうした事情から、2000年代に金正日氏の指示で「朝活」が行われるようになったが、庶民の立場にたったものではなく、あくまでも高級幹部が暑さで仕事ができない状況を改善するための措置だった。

ところが、日々のスケジュールがいきなり3時間も早められたためにちょっとした騒動となっている。

学校に通う子どもたちは明け方の4時に起きることになったが、寝坊して遅刻する生徒が続出。1時間目、2時間目の出席率は半分にも満たない学級も出てきた。

役所や地方政府も午前にしか業務を行わなず手続きが滞る。食堂は、午前しか営業せず、出張や旅行に来た人々は夕食にありつけない。その結果、食料を購入できる店を探してさまよい歩くはめになった。