この発言が明るみに出て、大問題になった。事件の噂は、既に住民たちに広く広まっているが、学生たちが具体的にいつどこでどのような話をしたかなど詳細は不明だ。しかし、最近の若者は金正恩氏を「チェスオプタ」などと、露骨な表現を使って批判するという。
「チェスオプタ」とは本来は、「アンラッキー」「いまいましい」と言う意味だが、韓国では「チョームカつく」という意味合いで使われる言葉だ。韓流ドラマのなかで使われていた表現が、北朝鮮の若者に広まったことは容易に想像がつく。
また、平壌のある60代女性は、派手なモダンなファッションで金正恩氏に寄り添う李雪主(リ・ソルチュ)氏に対して「チェスオプタ」という表現で非難する。この場合は「はしたない」といったところか。