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金正恩第一書記が、金正日氏の母親違いの弟で叔父にあたる金平日氏と記念撮影したことが明らかになった。

黄色の丸で囲った人物が金平日氏/2015年7月15日付労働新聞より
黄色の丸で囲った人物が金平日氏/2015年7月15日付労働新聞より

 

北朝鮮の労働新聞は15日、金正恩氏が「第43回大使会議」の参加者と共に撮影した記念写真を公開したが、このなかに金平日氏も含まれていた。

金平日氏は、故金日成主席の二番目の妻である金聖愛の長男にあたる。風貌は金日成氏に似ており、能力もあったことから後継者レースで金正日氏と争ったが、敗北。その後は、北朝鮮から事実上追放され1998年から17年間、ポーランド大使を勤め、昨年からはチェコ共和国大使を務めている。

金正日氏が生存中は、ほとんど北朝鮮に入国することはなかった。金正日氏が死去してからは、入国しているという説もあるが、記念撮影をして公開するのは極めて異例だ。

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金正恩氏が、これまで公開されることのなかった大使会議を開き、さらにかつて父と後継者争いをした叔父を呼び寄せて記念撮影した写真を公開する意図は何なのか。

北朝鮮では、日増しに恐怖政治が強化され亡命者が急増しているが、海外公館長、そしてかつての父の政敵を本国に呼び寄せて、思想的に引き締めを計りながら、自らの権力基盤を誇示する狙いがあると見られる。

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