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先月、北朝鮮で生物化学(BC)兵器開発に従事していた研究者がフィンランドに亡命したと報道されたが、フィンランド移民当局が研究者の亡命事実を否定したと米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

先月はじめ、複数の韓国メディアは、人権NGOからの情報として北朝鮮で生物化学(BC)兵器の開発に従事していた研究者が人体実験が行われていたことを示す資料を携えてフィンランドに亡命していたと報じた。

報道内容をまとめると、北朝鮮慈江道(チャガンド)の江界(カンゲ)微生物研究所所属の研究員だった李氏(47才)が、15ギガバイト分の人体実験データを収めたUSBメモリを持ち出し、ベルギーの人権団体からの支援を受け、フィリピンを経由してフィンランドに亡命したというもの。