人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

6月20日には、人民班長(隣組)、世帯主、と選ばれた一部の住民を前に、選挙説明会が行われたが、 立候補者についての説明は全くなかった。住民たちは誰が立候補するかも知らず、知ろうとすらしない。

しかし、例え興味がなくても「棄権投票」は御法度だ。もし棄権でもしたら「不穏分子」「革命主権を裏切った者」などのレッテルを貼られてしまうことから、住民たちはいやいや投票所に向かい、投票用紙を受け取り、そのまま投票箱に入れる。まったく、無駄で意味のない作業を強いられるのが北朝鮮の選挙だ。

北朝鮮の選挙について、住民からは「くだらない」「意味がない」「ほっといても100%投票、100%賛成なのに、なんであんなに騒ぎ立てるんだ?」と一様に批判的な声をあげている。

【関連記事】
正恩体制で初の地方代議員選挙
北住民「祝日のような選挙前」宣伝を嘲笑