中国南部から東シナ海を北上してきた台風9号(チャンホム)が13日午前1時半頃、北朝鮮黄海南道(ファンへナムド)の甕津(オンジン)半島に上陸した。

朝鮮中央テレビに出演して台風警報を伝える北朝鮮気象水分局の予報官。(画像:朝鮮中央テレビキャプチャー)
朝鮮中央テレビに出演して台風警報を伝える北朝鮮気象水分局の予報官。(画像:朝鮮中央テレビキャプチャー)

台風は、午前6時頃に平壌の北約20キロのところで熱帯低気圧に変わり、今夜にはロシア沿海州に達するものと思われる。

韓国気象庁によると、台風の影響で11日から13日午前7時までに済州島に1432ミリ、全羅南道の智異山に392ミリの雨が降り、死者2人、行方不明者1人など被害が発生している。

一方、朝鮮中央テレビでは、気象水聞局(気象庁)の予報官がニュースに出演して台風警報を流すなど警戒態勢を強めている。

11日21時から12時17時までに、黄海南道の長淵に139ミリ、平安南道の安州に133ミリの雨が降った。

また、台風の影響で11日の最高気温は、咸鏡北道の明澗(ミョンガン)で38.5度、平安南道の南浦(ナムポ)で37度、黄海南道の沙里院(サリウォン)、開城(ケソン)で36.1度など各地で最高気温の記録を更新するなど、猛暑に見舞われた。これは平年より8度から10度も高いものだ。

防災インフラの整備されている韓国では、比較的軽微な被害で終わった「台風9号」だが、北朝鮮では深刻な被害が出る可能性が指摘されている。

【関連記事】
最悪の干ばつで「田植え戦闘」は80%終了?
干ばつ「大規模な食糧不足、飢餓の可能性も」

    関連記事