麝香腺とは、ジャコウジカの陰部と脇の間にあるもので、メスを惹きつける匂いを出すものだ。ここから出る匂い、つまり麝香は香水などに使われるムスクとしてひろく取引されてきた。
ジャコウジカは朝鮮半島、サハリン、中国東北、ロシア沿海州、シベリアなどに生息しているが、生息数が急減、絶滅の危機に貧しているため、ワシントン条約で国際取引が禁止されている。
今回、摘発された北朝鮮人が貿易関係者なのか、それともロシアに派遣された労働者なのかは明らかになっていないが、北朝鮮人が違法な物品を密輸、密売して海外で摘発される事例は増えている。