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こうした悪条件に加えて、北朝鮮当局はエボラウイルスの国内流入をブロックする名目で約5ヶ月間も外国人観光客の入国を禁止する「プチ鎖国」を実施。結局、中国人観光客に逃げられてしまい、ツアーが中止に追い込まれてしまった。

RFAの情報筋は、ツアー中止の責任は当局にあると指摘する。

「メシは美味くない、見るものはない、道路は危ない、などツアーの悪評判が広まって、ツアー以外でも中国人の集客に悪影響が出ている。基本的な観光インフラの整備なしで、その場しのぎの金儲けに走るから中止になってしまった」

ただし、「穏城1日ツアー」と「七宝山(チルボサン)ツアー」は従来通り続けられるという。穏城1日ツアーは午前9時に徒歩で国境を超え、記念碑や子どもたちの公演を見て食事を楽しんで午後3時過ぎに中国に戻るもので、費用は5~600元(約1万~1万2000円)ほど、七宝山ツアーは3泊4日で1700元(約3万4000円)ほど。