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つい日本語で、言い返してしまう。なぜなら見ず知らずの相手に死ねと言われる筋合いはこれっぽっちもないし、エイズは同性愛者だけが罹患するものではない。そして今では適切な治療を施すことで、生きながらえることができる病気だからだ。

大邸のH&M前で性的少数者へのヘイトスピーチを喚き散らす保守プロテスタント関係者(画像:筆者提供)

大邸のH&M前で性的少数者へのヘイトスピーチを喚き散らす保守プロテスタント関係者(画像:筆者提供)

同性愛者とエイズ患者双方への差別意識をにじませた上に、二重にも三重にも間違っているこの男に、怒りを感じずにはいられなかった。

通りに座り込み陶酔状態になっている性的少数者に対するヘイトスピーチ集会の参加者たち(画像:筆者提供)
通りに座り込み陶酔状態になっている性的少数者に対するヘイトスピーチ集会の参加者たち(画像:筆者提供)

しかし私自身は同性愛者ではないし、現時点ではエイズにもかかっていない。「非当事者」だから、たやすく言い返すことができたのだろう。もし当事者だったら一体、どんなことを感じていただろう……?

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重苦しい気持ちを抱えながら周囲に目を向けると、ここでも保守プロテスタント系団体関係者が集まり「同性愛 同性婚 反対」と書いたプラカードを掲げていたり、伝道師らしき人物の歌に、うっとりと耳を傾けていた。

所狭しとブースが立ち並ぶ大邱百貨店前。保守プロテスタント団体との衝突を防ぐために大勢の警官隊が動員されていた。(画像:読者提供)
所狭しとブースが立ち並ぶ大邱百貨店前。保守プロテスタント団体との衝突を防ぐために大勢の警官隊が動員されていた。(画像:読者提供)

さらに同性愛に反対する署名集めや、「売り上げは同性愛反対のために使われます」と書かれたアクセサリーを売るテントまでが登場。そんな彼らが陣取る場所のわずか先に、目指す大邱百貨店前広場があった。