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おそらく張成沢はナンバー2として金正恩体制を支えるつもりだったと見られる。しかし、自己顕示欲が強い金正恩氏としては「なぜ、最高指導者の自分より、ナンバー2が信頼があって人望があるのか」と張成沢氏に対して複雑なコンプレックスを抱いたことは充分にあり得る。

「帝王学を学ばないまま最高指導者になった金正恩氏は、当初は、張成沢に頼らざるをえなかったが、自分を見て歓呼する北朝鮮住民の姿を見て、根拠のない自信をもちはじめた」

「さらに、金正恩氏と張成沢は経済路線をめぐって対立。金正恩氏は成果を急いで、派手な大型建設工事に莫大な投資を行ったが、張成沢が途中から『経済発展のために経済特区など拡大再生産が可能な分野に投資すべきだ』と進言した」

両者の対立が深まるなか、張成沢に積年の恨みをもっていた組織指導部が便乗して、金正恩に荷担し、張成沢を粛清・処刑に追い込んだと見られる。

「張成沢処刑の余波は、崔龍海にも及び処刑直前まで追い込まれた。一部では、崔龍海が張成沢の処刑に追い込んだという説があるが、二人は非常に仲が良かった」

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