米国では、「偽装脱北者」の取締強化から、難民資格で入国する脱北者の数が減少しているが、6月に1人の脱北者が米国に入国したと米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報道した。米国務省が2日に発表した難民入国現状資料で明らかになった。

これで2015年会計年度(前年10月~9月)に難民の資格で米国に入国した脱北者は11人となり、2006年以降、米国に入国した脱北者は合計で182人だ。

脱北者は2004年に制定された北朝鮮人権法に基づき、難民資格を得て米国に定住できることになっている。また、脱北者には居住地域により異なるが、8ヶ月間毎月200~300ドルの現金と医療保険、フードスタンプ(食料購入券)が支給される。定住後1年で米国の永住権を取得でき、5年後には市民権が得られる。

なお、昨年米国に入国した難民の数は5921人で、国別ではミャンマーが最も多く1479人、以下、コンゴ民主共和国(1302人)、ブータン(689人)、ソマリア(677人)の順だ。

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