北朝鮮を逃れた脱北者の受け入れに寛容だった西欧諸国が、受け入れを拒否するケースが増えていると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

英国のNGO「ヨーロッパ北朝鮮人権協会(EAHRNK)が15日に発表した報告書「ヨーロッパ難民政策と脱北者」によると、「脱北者のヨーロッパでの定着がますます難しくなっている」としながら、各国で、脱北者の難民申請が拒否されたケースを事例を紹介した。

2014年の英国のケースは、23人の脱北者が難民申請を行ったが、受け入れられたのはわずか6人。前年は40件中10件だった。

2013年のオランダでは、140件の難民申請のうち22件で、ベルギーでは126件中27件と多くの難民申請が拒否されている。

さらに、フランスで19件、スウェーデンで5件がすべて拒否されているが、こうした理由についてEAHRNKのビリー・デービス調査官はRFAの取材に対して次のように語った。

「脱北者は韓国国籍を取得した後に、欧州諸国に難民申請を出すケースが多い。韓国国籍を保有しているにもかかわらず、韓国に入国していない第3国滞在者と身分を偽って難民申請をするケースがある」

つまり偽造難民を装ったケースが多いため審査を強化しているということだ。米国やカナダでも脱北者による難民申請が拒否されるケースが増加しているが、脱北者が難民認定されて西欧諸国への移住するのは、今後も厳しくなることが予想される。

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