金正恩政権への不満が高まる中、「先に攻撃したのはうちら(北朝鮮)だろ?」「あんなのウソだよ」など、政権への不満と絡めて当局のプロパガンダを批判する人々がここ数年で増えている。
特に軍隊経験のある男性たちは「米帝と南朝鮮が北朝鮮を侵略したが、それを跳ね返して朝鮮人民軍が南朝鮮のほぼすべてを数日で占領したというのは軍事的にありえない」との認識を持っているという。
また、不倶戴天の敵である米国から送られたコメ、医療支援を受け取るのはダブルスタンダードだとの批判も上がっているという。
さらに若者の間では「先に攻撃を仕掛けたのに(武力による統一という)目標を達成できなかった北朝鮮は敗戦国同然」だと、朝鮮戦争は北朝鮮の大勝利と宣伝する当局のやり方を批判する。