平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋によると、「朝鮮戦争は北朝鮮が韓国を先に攻撃した」という認識を持つ住民たちが増えている。
北朝鮮では、朝鮮戦争が勃発(6月25日)した6月は「反米闘争月間」だ。北朝鮮が言うところの「米帝の侵略者根性」を宣伝することで政権への忠誠心を高めるために行われる。
街中に、「反米」のスローガンが掲げられ、学校や女性同盟では「詩の朗読」「階級教養館見学」「復讐の決議の会」「戦争映画鑑賞」などの行事が開かれた。また、北朝鮮のメディアは普段にもまして「朝鮮戦争は米帝と南朝鮮の引き起こした侵略戦争」だと騒ぎ立てる。
しかし、この当局のプロパガンダが、逆に住民たちの不満を高めてしまっているようだ。