欧州連合(EU)が、北朝鮮「高麗航空」の運航制限措置を維持することにしたと米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が29日報道した。

専用機TU=204で現地指導する金正恩氏と李雪主夫人(参考写真)
専用機TU=204で現地指導する金正恩氏と李雪主夫人(参考写真)

同放送によると欧州委員会は25日、「EU域内乗り入れ禁止航空会社のリスト」を新たに発表。全20カ国231社の航空会社が、EU加盟国で就航が禁止され、「高麗航空」も運航制限対象に含まれた。高麗航空は、今後、ロシア製TU-204航空機の2台を除いて、全ての航空機が、欧州連合内で運航できなくなる。

EU域内乗り入れ禁止航空会社とは、EUが航空会社の安全管理体制に問題があるとして、EU圏内での飛行・離着陸を禁止した航空会社のことだ。高麗航空以外では、イラン航空やアスタナ航空(カザフスタン)、などが運航制限に指定された。

今回の決定は、11日に終了した欧州連合の航空安全委員会で全会一致で集約された意見を基にした措置という。

高麗航空は、2006年から「EU域内乗り入れ禁止航空会社のリスト」に上がった。EUは、北朝鮮の航空行政当局が、高麗航空に適切な監督をしておらず、「国際民間航空条約(シカゴ条約)」に違反しているという理由から、運航制限にしていた。

これに対して北朝鮮は、ロシアからTU-204航空機を2機導入。EUは2010年から2機については限定的な運航を許可していた。

    関連記事