両江道(リャンガンド)の情報筋によると、以下のような指示が6月20日の幹部講演会で下されたという。
「軍の指揮官は一般兵士を怒鳴りつけるな」
「幹部も住民たちに語りかけるときは正しい言葉遣いをするように
「電話のマナーを守れ」
「大衆を尊重せよ」
「子どもや青少年が大人に丁寧に挨拶するよう教えよ」
「言語文化教育に力を注げ」
この指示によって、幹部たちは金正恩氏の指示に従ってお互い敬語で話をするようになった。一般住民も公共の場で「パンマル(タメ口)」を使っていると注意される。学校の生徒達は相手を呼ぶときに名前の後ろに「トンム(〜君)」という年下や同年輩の人を呼ぶときの敬称を付けるように指導される。
咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋によると、こうした金正恩氏の指示は、昨年10月14日と11月11日にもあった。
「11月、元帥様(金正恩氏)は『イルクンたちが程度の低い言葉を頻発するのは、業務の知識や常識のレベルが低すぎるためだ』と喝破。幹部たちはこの言葉に震え上がったらしい」(咸鏡北道の情報筋)
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