今月28日に韓国ソウルで開催される性的マイノリティの祝祭「ソウル・クィア・パレード」に対して、一部保守プロテスタント系団体などが組織的かつ執拗な妨害を繰り返していることはデイリーNKジャパンでも既に伝えた。

当日も激しい妨害行動が予想されるが、「差別のない世界のためのキリスト教連帯」などの宗教団体やNPO法人など計114の団体は、「クィア・パレードを妨害する勢力は、ヘイトと差別を煽動する」としながら、パレードを守るために「平和のヒューマンチェーン(人間の鎖)」を行うことを明らかにした。

また、ソウル・クィア・パレードを支援する動きは日本でも広まりつつある。

日本最大の性的マイノリティのパレードを主催する「東京レインボープライド」や、ヘイトスピーチに反対する活動を繰り広げている「TOKYO NO HATE」はパレードへの参加を表明。支援のための各種イベントを開催している。(外部リンク

一方、パレードに反対する勢力の動きも活発化している。

韓国の国民日報によると、保守プロテスタント系教団は、パレード当日の午後3時から、イベント近くでクィア・パレードの反対祈祷会に参加するよう傘下の1万7000近い教会に呼びかけた。

7月4日に韓国南部の大邸市で予定されている「大邸クィア・パレード」は、大邱市や警察が「パレード側と反対する団体との間で衝突のおそれがある」という理由でパレード不許可を通告し、開催が危ぶまれている状況だ。

海を越えた支援の動きが拡大する一方、性的マイノリティ運動と一部の宗教団体間の対立は激化しつつある。

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