北朝鮮は17日、北朝鮮に拘留されていた50代の韓国人夫婦2名を板門店を通じて引き渡した。2人は、先月11日に中朝国境地帯を旅行中に行方不明になっていたが、後に北朝鮮に拘留されたことが明らかになっていた。

韓国の統一省は、2人の健康状態と北朝鮮に入国した経緯などについて取り調べを行う予定。

今回の引き渡しには、「スパイ事件」容疑者のキム・グッキ氏、チェ・チュンギル氏、2013年10月から抑留されているキリスト教宣教師のキム・ジョンウク氏、中国を旅行中に北朝鮮に密入国し、逮捕されたニューヨーク大学学生のチュ・ウォンムン氏は含まれていない。

韓国政府は、この4人について北朝鮮政府に通知文を送ろうとしたが、受け取りを拒否されている状態だ。

送還に際して、朝鮮中央通信の報道文を掲載した。全文は以下のとおり。

不法入国者を南朝鮮赤十字社に引き渡す

【平壌6月17日発朝鮮中央通信】共和国の当該機関が去る5月11日、わが方の地域に不法入国した南朝鮮の住民リ・チャンホ(男、58歳)とチン・ソヨン(女、50歳)を取り締まった。

わが方は、彼らの不法越境行為が共和国法に対する乱暴な違反行為であり、当然共和国の法律通りに処理されなければならないが、本人らが故意に働いた犯罪行為であることを率直に認めて許してくれるよう切に要請したので、人道的見地から送還することにした。

朝鮮民主主義人民共和国赤十字会中央委員会の委員長は、今後、南朝鮮の住民の間で今回のような不法行為がまたもや発生する場合、重大な結果が招かれるという内容の通知文を15日、南朝鮮の赤十字社総裁に送った。

不法入国者らは17日、板門店を通って南朝鮮赤十字社に引き渡された。

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