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北朝鮮の朝鮮中央通信は16日、北朝鮮全土で過去100年で最悪の干ばつにより農業被害が生じていると報じた。

同通信の集計資料によると、8日現在で全国の約44万1560ヘクタールの田植えを行った田圃で約13万62006ヘクタールの稲の苗が枯れているという。とくに穀倉地帯で知られる黄海南道(ファンヘナムド)黄海北道(ファンヘブクト)平安南道(ピョンアンナムド)咸鏡南道(ハムギョンナムド)としている。

北朝鮮の気象水文局によると、黄海南道、黄海北道では雨がほとんど降らず、両地域の田植え面積の約80%、58%の田が干からびているという。また、河川の水も干からびた状態で、田植えをした稲の苗だけでなく、トウモロコシやその他の穀類作物にも大きな影響を及ぼしていると伝えた。

同通信は、被害面積の拡大につれ、稲の苗の代わりに他の作物を植えるなど、干ばつを克服するための対策を立てているという。

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