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北朝鮮が、干ばつのために農産物が大減産となる危機に見舞われているようだ。

韓国統一省は9日、「北の干ばつ被害の評価と食糧生産の展望」と題した分析資料を発表。その中で、北朝鮮の降水量不足が来月初めまで続くと、食糧生産が前年比で15~20%減少すると予想している。

資料によれば、降水量不足が今月上旬(10日)まで続いただけで食糧生産が5~10%減少。その後もダメージが日を追って拡大する。

来月5日までの降水量不足が持続すると、例年に比べジャガイモと米の生産量が急減し、北朝鮮の食糧生産は15~20%減少するとしている。

北朝鮮の食糧生産が20%減少した場合、年間の生産量は384万トンとなり、2000年代に入り最も少ない。大量の餓死者を出した1990年代半ばの「苦難の行軍」以来の水準となる。

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