「企業所幹部たちが処罰された原因は、この企業所を管理・監督する保衛司令部幹部Aに渡したワイロの額が他の軍幹部よりも少なかったからだ。Aは逆恨みで、保衛司令部として検閲を実施。冤罪にちかい形で企業所幹部たちを拘束した」
企業所幹部たちは、監獄で拷問を受け「南朝鮮(韓国)と繋がっていること話せ」と自白を強要されたが、最後まで容疑を否認した。結局、思想教育レベルで保衛司令部傘下の強制労働施設「607鍛練隊」に送られたが、ここは「悪名高い強制労働施設」だという。
「607鍛練隊は、再教育が必要な軍人たちを6カ月から2年間、重労働させる『虎の施設』と言われる厳しい施設だ。80%から90%が軍人で一般人の割合は10%ぐらいだ」(内部情報筋)
外貨稼ぎ社長の思想動向は常に監視されているが、報告する保衛司令部の上級幹部たちにワイロの額で評価するため、他の軍幹部よりも多く包まなければならないという。