白頭山青年先軍発電所は、両江道白岩(ペガム)郡を流れる豆満江の支流、西頭水(ソドゥス)の上流で建設されている3段式の水力発電所だ。2002年1月に着工し、今までは金日成社会主義青年同盟が建設を進めてきたが、13年経っても完成していない。
地質が脆い上に、落石や発破作業中に労災事故が多発しているのが理由だが、なんとかして朝鮮労働党70周年に完成させたい金正恩氏は、軍隊を大々的に投入したと内部情報筋は伝えてきた。
「突撃隊を大々的に動員して工事を進めていたが、それでも労災事故が多発したことで工期に遅れが生じている。その遅れを取り戻すために、また軍人を大量動員しているようだ」