韓国の聯合ニュースは、4月30日に、処刑されたと伝えられている北朝鮮の玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長(国防相)の映像が、公式映像から削除されたと報じた。玄永哲氏は4月30日以後、北朝鮮メディアで報じられていなかった。

金正恩氏(左端)と玄永哲氏(右端)
金正恩氏(左端)と玄永哲氏(右端)

聯合ニュースによると、朝鮮中央テレビが5日に放映した記録映画から出席していたはずの玄永哲氏の姿が完全に消されていた。映像には、4月末に行われた記念撮影の様子も記録されているが、玄氏の姿は一切見られなかった。

一方、朝鮮中央テレビが4日に放送した「敬愛する最高司令官金正恩同志が人民軍隊事業を現地指導された」という記録映画では、人民武力部傘下の総合養苗場の建設現場で金正恩氏一行を迎えるパク・ヨンシク軍曹政治局組織副部長の姿が写されていた。

パク・ヨンシク氏は、昨年4月には上将(星3つ)に昇進したが、今回の映像では星4つ(大将)の階級章を付けていた。これについて韓国情報当局の関係者は、聯合ニュースに次のように語ったという。

「公開映像から、処刑された玄氏に代わってパク氏が人民武力部部長になったようだ。裏付ける情報も入手している。パク氏は、総政治局組織副部長を務めたので、組織や人事問題に精通していることから、人民武力部部長を任されたと見られる」

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