韓国に近い黄海道(ファンヘド)や江原道(カンウォンド)では、韓国テレビの電波は受信可能で、多くの一般住民が古くらからこそっと韓国放送を楽しんでいたが、RFAの情報筋によると、平壌市内も同様だと明かした。
「平壌市内のほぼ全域でKBSの受信が可能だ。中でも大成(テソン)区域と万景台(マンギョンデ)区域など市内中心部から若干離れた地域での受信状態がいい」
見ている層はトンジュ(金主、新興富裕層)、党幹部などの特権階層や大学教授などの知識人だ。一般家庭には、保衛部、保安部が検閲を行うが、彼らは対象から除外されている。韓国放送を見られないようにする妨害電波も電力難で止まっているという。
こうしたなか、朝鮮中央テレビは、平壌市内における視聴率争いで韓国KBSに負けていると伝える情報筋もいる。