ロシアに派遣された労働者たちが、「韓流ドラマ」に熱中している。監視役にバレれば、強制帰国させられる可能性があるにもかかわらず、一向に熱は冷めないという。

VCDプレーヤーで韓流ドラマを見る様子
VCDプレーヤーで韓流ドラマを見る様子

北朝鮮新義州(シニジュ)市在住のデイリーNK内部情報筋は、次のように伝えてきた。

「海外に派遣されている労働者たちの間で、韓流ドラマや外国映画を見ていないとバカにされる。監視役の連中も同じく夢中になっていれうが、この件で摘発されると彼らも連帯責任を取らされるので厳しく取り締まっている」

運悪く、摘発された労働者は「生活記録簿」と共に強制帰国させられるが、それでも「根絶」は無理だといいう。理由は、テレビで放映される番組が「ロシア」の番組ばかりだから。

厳しい労働の後、テレビをつけたら言葉がわからないロシアテレビばかりでは、韓流ドラマに夢中になるのは当然と言えるだろう。

一部の幹部や労働者たちは、USBに保存した韓流ドラマを外の作業や昼休み時間に、こそっと見る。バレたら「現地の人のものだ」「テレビをつけたら偶然写ってた」などと弁明するが、監視役と労働者の間でいざこざも起こる

ある監視役の「保衛指導員」は、自分が韓流ドラマを見ていることを知っている労働者を「口封じ」のために強制帰国させようとした。これに対して労働者が次のように抗議した。

「あんたも韓流ドラマを見ているじゃないか!」

抗議された監視役は、苦しい反論を展開した。

「私がドラマを見るのは、南朝鮮(韓国)の実情を知るためだ。腐った南朝鮮の現実を知ってこそ、朝鮮(北朝鮮)の社会主義がどれだけ素晴らしいかよくわかる」

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