おひさしぶりです。前回、「仰天の珍事実!噂の駐ドイツ北朝鮮大使館に行ってみた」を寄稿した「さすらいの総書記系ツーリスト」です。
今回、なんと私はチョソン(北朝鮮)本国へ「決死観光」してまいりました。
ダメ元で交渉、金正恩同志肝いりの複合サービス施設へ
エボラウィルス解除直後に観光申請したところ、普段の「革命闘争」が認められたのか見事に許可。何度か訪れているチョソンですが、今回の訪朝で是非行きたいと思っていた場所があります。それが金正恩同志肝いりの複合サービス施設「ヘダンファ館」。
2013年5月3日にオープンした「ヘダンファ(ハマナス)館」は、浴場やサウナ、プール、レストラン、ショップが備えられた総合サービス施設です。オープン直前には、金正恩同志が李雪主夫人と訪れました。
ちなみに、写真に映り込んでいる張成沢氏は、この年末に「犬にも劣る人間のクズ」と罵倒されながら無慈悲に粛清されちゃいました。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面チョソンに到着するやいやな、案内員に「ヘダンファ館に行きたい」と打診したところ返ってきた応えは「アンデンミダ(ダメです)」。
もちろん、そんなことでへこたれているようじゃ「北朝鮮を求めて三千里」の精神の名が折れます。粘り強く交渉したところ、連れて行ってもらえることに。
中に入ったみたら…
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面大理石が散りばめられた床に豪華なシャンデリア!派手好きな金正恩同志の趣味なのでしょうか。一階には、「総合服務(サービス)案内」のパネルもあります。
誰が買うのか高級ブランドショップ
この右手の奥には金第一書記&李雪主夫人も現地指導された海外ブランドの販売ショップがあります。
「果たして誰が買うのだろう?お客さんはいるのだろう?」と思って覗いてみたところ、案の定客はいません。でも、「女性服務員(店員)」はフロントのロビー以上の輝きで美女揃い。6~7名の女性店員は、皆さんが黒のスーツでキメていました。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面平壌冷麺を食べるより、アリラン祭を見るより、ヘダンファ館で「美女販売員」を見るほうが朝鮮を好きになる観光客が多いのではないかと思うほど。しかし!!
「美女服務員」を見る私のギラギラした視線に感づかれたのか、男性イルクン(職員)が近付いてきて写真NGを通告されてしまいました。
うーん、もっとこの辺を自由にしないと朝鮮観光の未来はないような気がします。
それでも、「朝鮮美女」を観賞できて、気分良く「平壌観光」を続けていたところ、とんでもない光景を目撃してしまいました。
金日成主席を「冒涜」する小鳥ヤロー
偉大なる金日成主席の頭に「小鳥ヤロー」が乗るという、まさに積もり積もった憤怒を爆発させるべき光景です。もう、私、こころの中で叫んでいましたよ。
「将軍様(金正日氏)、命令のみくだされ!最高尊厳を冒とくする小鳥ヤローに無慈悲な懲罰を与えてやります!」と。
もちろん、「名射手の将軍様」ならいざ知らず、あんな小さくて動く標的を粉砕するのは神業に等しい。しかし、今のチョソンの処刑方法のトレンドは「高射砲」!
「重機関銃4丁をひとつにまとめた高射砲なら、跡形もなく無慈悲に粉砕できるはず。いや、しかし高射砲だったら主席まで傷つけてしまう…」だの何だのと思っていたら、私の殺気に気づいた小鳥ヤローは、さっさとトンズラかましてどこかへ飛んで行ってしまいました。
「おのれ小鳥ヤローめ!ヤツはきっと最高尊厳を冒とくするために送り込まれた南チョソン(韓国)傀儡一味に違いない」と怒りに震えておりましたが、金日成主席はいつもと変わらず思慮深い笑みを浮かべておられたので、捨て台詞を吐きつつ今回だけは許してやることにしました。
「小鳥ヤロー、主席の暖かい恩恵に感謝しろよ」
(文/さすらいの総書記系ツーリスト)
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